ふくらはぎが固いのは筋肉というのは勘違い
「中学生、高校生と、バトミントンをやっていたので、その時の筋肉がまだ残っているから」「この固いふくらはぎは筋肉だから細くならないのよね。仕方ないのよね」・・・長い間そう思っていたのだけれど、よく考えたら高校を卒業してから10年。その間、運動なんかしていなかったのだから、ほとんど筋肉なんか残っていませんよね!?
じゃ、この固いふくらはぎって、いったい?!実はふくらはぎは老廃物がたまって固くなっていることがあるのです。それを固いから筋肉だと勘違いしてしまっていたのです。良い筋肉とは、力を入れた時にはカチカチになりますが、力を抜いて脱力状態だととても柔らかいのです。
逆に悪い筋肉は、力を入れていない時にもこわばって固くなっています。みなさんもふくらはぎを触ってみてください。どんな筋肉でしたでしょうか?
筋肉が固くなる4つの原因
筋肉が固くなってしまうのには、4つの原因があげられます。
(1)疲労物質がたまっている。
(2)骨盤や関節の歪みから、筋肉を効率よく使えていない。
(3)身体がリラックスできていない。
(4)日常生活の姿勢が悪い。
(2)〜(4)については日常の生活を思い浮かべて見て下さい。
当てはまる項目があった場合は、今のあなたのふくらはぎの太さは、本当の太さではないかもしれません。
普段の生活の中での姿勢を気にしながら、固くなった筋肉はしっかりとケアすることによって柔らかくなります。ほっそりしたふくらはぎが現れるでしょう。仕事でストレスが溜っている場合は、お風呂の時間はシャワーだけでなく、ゆっくり湯船に浸かることで身体のリラックスにつながります。
筋肉が柔らかくならない限り、ふくらはぎは細くならない
理想のふくらはぎ
足首がキュッと締まって、脂肪がついていない、スラッというふくらはぎ。適度に筋肉がついたふくらはぎ。理想ですよね。では理想のふくらはぎのサイズはどれくらいでしょう?
身長から理想のサイズが計算出来ます。
身長(cm)×0.2=ふくらはぎの一番太い部分の理想のサイズ
例えば、150cmだと30cm、160cmだと32cmです。さて、皆さんも測ってみましょう。まずは理想のサイズを知ることが大切です。
理想のサイズにはほど遠いからと言って、ここで諦めてはいけません。理想のふくらはぎになるには、老廃物を取り除くことが必要です。それは、リンパと血流の流れを促進することです。ここでは、効果的なマッサージと歩き方を紹介します。
効果的なマッサージ
ふくらはぎの揉み方のポイントは、下から上に向かって揉んでいくことです。 痛いと感じるところは、老廃物がたまっているところ。なので、揉み続けましょう。お風呂上がりで体が温まった後が効果的です。湯船に入ってリラックスした後がいいですね。
(1)足の裏を揉みます。マッサージオイルをつけて、マッサージ棒で揉むのがいいでしょう。ゴリゴリするところ、痛みがあるところをしっかり揉みましょう。
(2)ふくらはぎの内側を揉みます。くるぶしから膝まで揉みます。
(3)ふくらはぎの後ろ側を揉みます。アキレス腱の筋を押して、膝うらまで揉んでいきます。
(4)ふくらはぎの外側を揉みます。くるぶしから膝まで骨のわきをそって揉みます。
毎日続けることが大切です。その日の老廃物は、その日のうちに取り除きましょう。そうすることで理想のふくらはぎに一歩近づきます。
歩き方
まわりにぺたぺたと歩いている人はいませんか?ドキッとした人も多いのではないでしょうか?ぺたぺたと歩くことで、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋(ひふくきん)が発達してしまいます。
この腓腹筋は、立つ、歩く、ジャンプするなどの動作をする時に使う筋肉です。脚で歩くのではなく、お尻と背中を意識しながら歩いてみましょう。そうすると背筋も伸び、ひざも伸びます。歩き方が美しい人がきれいな脚の持ち主が多いのは、こういった理由があったのです。
普段の生活の中での歩き方に気をつけることでふくらはぎの引き締めに効果があります。電車のつり革を持って、かかとの上げ下ろしなども簡単で効果的です。また日頃から脚の老廃物をためないこと。その日のむくみはその日のうちにとるようにしましょう。
老廃物を溜めない生活
ふくらはぎが固いのは筋肉だというのは、勘違いでした。実は固いのは老廃物の固まりだったのです。効果的なマッサージ、美しい歩き方を行うことによって理想的なふくらはぎを手にいれることができます。その日のむくみはその日のうちに取り除いて、老廃物をためない生活を続けることが大切です。