下肢静脈瘤にはいくつかの種類とそれに伴う特徴がある|Women'sフットケア

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2016年8月24日
下肢静脈瘤にはいくつかの種類とそれに伴う特徴がある

下肢静脈瘤にはいくつかの種類とそれに伴う特徴があります。また、症状によって治療右方も違ってくるのです。今回は、下肢静脈瘤の種類と特徴、そしてその治療法についてをまとめてみました。

Webライター、脚本家
  

下肢静脈瘤を知っていますか?

下肢静脈瘤がみつかったふくらはぎ

足の血管の病気である下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)をご存知でしょうか。この病気は下肢、すなわち足の静脈がその病名どおり瘤のように膨らんでしまうものです。この下肢静脈瘤は良性の病気ではあるので、急激に悪化したり命の危険があるというわけではありません。しかし、足のだるさ、むくみなどが慢性的に引き起こされることがあります。また、まれにですが湿疹ができたり、皮膚が破れてしまう潰瘍といった重い症状になることも。さらに、足の血管が不自然に浮き出てしまうため、女性が下肢静脈瘤になってしまった場合、足を出すようなスカートやハーフパンツといったファッションがしにくいこともあるのです。

下肢静脈瘤の原因は?

静脈の中には、「静脈弁」と呼ばれる弁が存在します。この弁は血液が逆流することを防いでくれる役割を持っているのですが、非常に薄く壊れやすいという欠点があります。そのため、この静脈弁がなんらかの原因によって壊れてしまうと血液がうまく循環してくれなくなってしまい、静脈に血液がたまってしまいます。

そして、この血液がたまった状態が長期間続くと少しずつ静脈が変形していき、太くなったり、曲がりくねった状態に。この静脈が曲がりくねり、浮き出てしまった状態が下肢静脈瘤なのです。

下肢静脈類の種類

足に枷がかかったように重だるい

下肢静脈瘤は、見た目や太さによって4つの種類に分けられます。それは、「伏在型」、「側枝方」、「網目状」、「くもの巣状」です。この症状のうち手術が必要になってくるのは伏在型と呼ばれるタイプのものです。他の3つのタイプは比較的、軽い症状のものなので、あまり心配のない静脈瘤であると言われています。下記では、この4つの症状についてさらに詳しく見ていきましょう。

伏在型

下肢静脈瘤の中で発症がもっとも多いのが、この伏在型になります。伏在静脈瘤は、足の中でも太い静脈の弁不全によって起こります。太い血管が蛇行したような形で、ぼこぼこと皮膚の表面に浮き出てくるのがこの静脈瘤の特徴です。この症状は、足の付け根やふくらはぎの表面近くといった太い血管にあらわれます。伏在型の静脈瘤は特に足のだるさやむくみといった症状が現れやすく、症状が進行すると足の血流が悪くなってしまいます。それが理由で、湿疹やかゆみ、色素沈着と言った皮膚の炎症が起こってしまう場合も。症状が重くなってしまった場合は、手術によって治療する必要があります。

こちらの伏在型の静脈瘤は主にストリッピング手術という治療を行います。血管内にワイヤーを通して静脈瘤血管を引き抜くという手術で、入院が必要です。さらに、手術後の痛みが強く皮下出血や神経障害という後遺症が出る場合もあります。

側枝型

伏在静脈瘤から枝分かれしたように細い血管が浮き出た見た目になるのが、側枝型の静脈瘤の特徴です。ひざから下の部位に多く見られ、伏在型の静脈瘤に比べると、こぶが小さく目立たない静脈瘤です。こちらは症状も重くないので、硬化療法を使った治療を行います。

硬化療法とは、静脈に硬化剤を注入し、静脈瘤を失くしてしまうという方法です。手術のように傷跡が残ることもなく、身体への負担も少ないです。細い血管に起こる静脈瘤に対して有効的な治療法となります。

網目状静脈瘤

網目状静脈瘤は、青色の血管が拡張して網目状に広がっている様子が皮膚の上から見えるのが特徴です。この静脈瘤は特にひざ裏に症状が出やすく、基本的には硬化療法によって治療を行います。しかし、場合によっては伏在静脈瘤が原因で症状が出ていることがあるので、そういった場合は伏在静脈瘤の治療、手術が必要になってきます。

くもの巣状

表皮の近くを通っている細い毛細血管に血液が溜まってしまい、くもの巣状に血管が浮き出てしまう症状のことです。こちらはごくごく軽い症状なので、特に治療は必要となりませんが、見た目が気になる場合は硬化治療による治療を行います。 病院の外観

症状がある場合は一度、病院へ

下肢静脈瘤は最初にも述べたとおり、命にかかわるという病気ではありません。しかし、放置していても自然に治癒するということはなく徐々に悪化していきます。ただし、一生悪くなり続けると言うわけでもなく、60歳あたりをピークにその後は悪化しにくくなっていくようです。そのため、高齢の方はあまり心配ありません。しかし、若い方は症状があるようならば早めに医療機関を受診するようにしましょう。

出典:
http://www.asamikekkan.jp/kasijyoumyakuryuutoha.html
http://www.think-vein.jp/about2.html
http://www.tokyokekkan.com/object_disease/

著者:草道 花

Webライター、脚本家
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美容から生活、サブカルチャーまでなんでも詳しいのが自慢、最近の悩みは正月食べ過ぎてダイエットに失敗してしまったこと、ダイエットのコンテンツを執筆しながら、自分でも実践するつもりです。