ハイヒールを履いて健康的にダイエットと美脚を手に入れる方法|Women'sフットケア

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2016年2月24日
ハイヒールを履いて健康的にダイエットと美脚を手に入れる方法

体に良くないと言われ続けているハイヒール。しかしそれが思い込みではないと決めつけられるのでしょうか?ハリウッドだけでなく日本にもハイヒールで美脚を披露している人がいます。そこでモデルの歩き方に見えてきたダイエットと美脚の効果をまとめました。

WEBライター
  

ハイヒールを履いて痩せる理由

ハイヒールで綺麗に歩くには、体の軸を安定させる背中側のインナーマッスルと、腰を安定させスムーズな歩行に必要なお尻の大臀筋。そしてかかとを引き上げ、体重を支えるふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋の働きが重要になります。

女性がハイヒールを履いている写真

インナーマッスルを鍛え、基礎代謝を上げることはダイエットの基本です。また、かかとの無いダイエットスリッパや、かかとを上下させるだけのダイエット法が一定の効果をあげているように、かかととふくらはぎはダイエットと関わりの深いパーツです。

さらにハイヒールでの正しい歩行は、お尻からふととも、ふくらはぎまでの筋肉を、内側に引き締めるように鍛えることにつながり、O脚の改善と細くしなやかな美脚づくりにも効果を発揮します。

ハイヒールを無理して履くと足が太くなることも

ただし、これらは無理のない高さのハイヒールを履き、正しく綺麗な歩き方を実践している時の話です。すぐに足が痛くなるようなハイヒールを無理に履き、長時間、やみくもにウォーキングを続けた場合、ダイエットどころか、余計に足が太くなる原因にもなるので注意が必要です。

痛くないハイヒールの選びかた

痛くないハイヒールを選ぶ際に重要なのが、自分に合うヒールの高さを知ることです。以下に、自宅でできる簡単な方法を紹介します。

まずは『裸足になり、つま先立ち』をしてください。その時に、足の5本の指がしっかりと地面に接していることを確認します。『つま先立ちのまま、かかとを付けないように』部屋の中を歩きます。

この歩いている時のかかとの高さが、『貴女が自分の足で無理なく体重を支える事の出来る高さ』です。つまり、ハイヒールを履いた時に前のめりにならず、靴の先につま先が押し込まれない、外反母趾になりにくい高さということになります。

もし、この時にかかとが上がらないのであれば、筋力が弱っている証拠。かかとの上下運動などで、足裏とふくらはぎの筋力をアップさせると足の負担が減り、長時間歩いても疲れにくい、綺麗な歩き方ができるようになります。

痛くないハイヒールが見つからない時は、ストラップで足首と固定するタイプや、ハイヒールバンドを使い、足と靴が一緒になるように固定するだけでも疲れにくくなります。また、ヒールの中にクッションや滑り止めを入れるのも良いでしょう。

ハイヒールを履いて痩せる綺麗な歩き方

ハイヒールで綺麗に歩く為には、全身の筋肉を連動して使わなければ上手く行きません。つまり歩くことが、そのまま全身運動につながるのです。注意するのは、以下の点です。

  • つま先は常に外側、正面から内側のくるぶしが見える位が理想
  • 踏み出す足はクロスさせるように、内側へ内側へと着地させる
  • 着地は、かかととつま先を同時に置く

1. つま先は常に外側、正面から内側のくるぶしが見える位が理想

つま先を外側に向けることで、足が長く見えます。そしてくるぶしを意識するのは、内股にならない為。内股になると、膝が曲がり、足が短くなるばかりか、骨盤が歪み、力の弱い小指に体重がかかる事で痛めてしまいます。

また、足を外側にひねることで、お尻の筋肉と、太ももの内側にある内転筋を鍛えることができます。

2. 踏み出す足はクロスさせるように、内側へ内側へと着地させる

脚長効果を最大限に発揮するのが、この足をクロスさせる歩き方です。普通に足の付け根から前に持っていくだけでは、足をクロスさせて歩くのは難しいでしょう。

足を綺麗にクロスさせるには、腰やわき腹の辺りから足を前に持っていくことを意識し、バランスを取ることです。そうすることで「ふらふら」するのを防げます。

みぞおちのラインから足を意識することで、ひざ下だけを使って歩くよりも、足全体を大きく使って広い歩幅で歩くことになり、足を長く見せることができます。

この時、重心は腰よりも上になるので、どうしてもバランスがとりにくくなるでしょう。それを安定させるために、インナーマッスルも自然と鍛えられていきます。

女性がハイヒールで綺麗な姿勢で歩いているグラフィック

3. 着地は、かかととつま先を同時に置く

普段の歩き方では、かかとから下ろすように言われていると思います。しかし、かかとの接地面が小さいハイヒールでは、着地した時の安定感が悪く転倒しやすくなり危険です。

また着地時の衝撃が分散されることなく、狭い範囲に集中します。体への衝撃も大きくなれば、ヒールへのダメージの大きく痛みや歪みの原因となっています。

ヒールの折れやすい人、1歩踏み出すごとにかかととつま先で2回足音が鳴る人は注意が必要です。同時に置くという感覚をつかみにくい人は、『つま先から2cmから3cmの位置を先に下ろす』ように意識すると自然になります。

ハイヒールで1日歩いたあとの足のケア

ハイヒールで歩き続けた足にはストレスが溜まっています。特に、かかとを上げ続ける為、「アキレス腱は縮んだ状態」で固定されてしまいます。この状態のままハイヒールを履き続けると、アキレス腱が太く固くなり、今度はヒールの無い靴で違和感を覚えるようになってしまいます。

この状態を解消するには、縮んでしまったアキレス腱を伸ばすことです。普通に足を引いて伸ばすだけでも効果はありますが、段差のあるところに立ち、かかとを上下させるのも効果的です。

ハイヒールの常識は、間違った靴選びのせい

「足が痛くて長時間歩けない」「外反母趾になる」「腰に負担がかかる」「転びやすい」というのが、ハイヒールの常識として長い間言われ続けてきました。しかし、それは多くの人が、自分の足に合っていないハイヒールを無理して履き続けた結果によるもの。

自分の足にあったハイヒールを選び、綺麗な歩き方をすることは、健康にリスクを与えるどころか、女性を美脚にし、美しく見せることができるのです。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。