外反母趾の症状と治療法を理解して二次的障害を予防しよう|Women'sフットケア

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2016年2月12日
外反母趾の症状と治療法を理解して二次的障害を予防しよう

「外反母趾」は、ハイヒールやパンプスを履く成人女性に多い病気とされていますが、最近では、それ以外の世代にも広がりつつある、怖い病気です。さらに、放置しておくと、深刻な二次的障害にもつながってしまいます。

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正常な足と外反母趾の足の比較イラスト

成人女性の3人に1人が外反母趾に悩んでいる!

ハイヒールやパンプスを履く機会が多い、成人女性の3人に1人が悩んでいるといわれる「外反母趾」。ある程度まで進行してしまうと、ハイヒールやパンプスを履くのをやめても、歩くだけで、さらに進行してしまうという怖い病気です。そのため、年齢が上がるにつれて外反母趾になる人の割合が高くなり、症状も悪化してしまうのです。

また、最近では、成長期の小学生が外反母趾を発症するという弱年齢化もみられています。小さい頃に外で遊ばない、平らな場所ばかり歩くなど、足裏で受ける刺激が少ないと、踏ん張る力が成長しないため、かかとや指でしっかり体重を支えて正しく歩くということができないのです。

このように、さまざまな世代を悩ませる外反母趾は、靴の文化がもたらした現代病のひとつといえます。

外反母趾の診断基準を知っていますか?

外反母趾は、人差し指に対して、親指の付け根が「く」の字に曲がる変形が特徴です。その「く」の字部分の角度によって、外反母趾の進行は、以下のように判断されます。

  • 15度以内:正常
  • 15~20度:軽症
  • 20~40度:中程度
  • 40度以上:重症

15度以上の場合は、一度、整形外科に受診され方が良いかもしれません。

外反母趾が引き起こす二次的障害

外反母趾になると、歩く際の痛みや不安定な状態により足元をかばう癖がついてしまうことで、深刻な二次的障害を起こす可能性があります。膝や腰に負担がかかるだけではなく、姿勢にも影響を与えるため、膝の関節症や腰痛、腰椎ヘルニア、肩こり、頭痛など、さまざまな障害を併発するのです。

たかが外反母趾と軽視せず、重症になる前に治療をする必要があります。

外反母趾の治療について

外反母趾になると、歩くことによって親指のつけ根の関節が痛みはじめます。それが進行すると「く」の字部分のでっぱりが靴にあたって、擦れることで炎症をおこします。そして、さらに進行が進むと、靴を脱いだ状態でも、常に痛みが続くようになるのです。

親指部分の変形度合や痛みの程度、上記のような進行状況によって、外反母趾の治療方法は決まります。

外反母趾の痛みや進行を予防するために

まず、大切なのが靴選び。先の細い靴や5cm以上のヒールは避け、靴の中で5指をパタパタ動かすことができるデザインや大きさの靴を選びましょう。また、最近増えている外反母趾用の靴や、シューフィッターがいるお店での購入もおすすめです。

そのほかに、足の指を使ったグー・チョキ・パーのじゃんけん体操や、外反母趾用装具の使用も効果的です。

外反母趾の手術療法について

関節の変形が進み、体操や装具では効果がみられないほど筋肉の変形が助長され、強い痛みや歩くことが困難になると、手術が必要になります。手術法は、変形の進行によって異なりますが、骨の切除や金属などによる固定が一般的です。

手術時間は1時間ほどで、普通の靴が履けるようになるには、2ヶ月ほどかかります。

著者:加賀原まこ

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