土踏まずがなだらかな逆U字型を描いていますか?
足裏を床につけたときに、土踏まずの部分になだらかな逆U字型の隙間ができますか?もしできていなかったら、あなたの足は偏平足である可能性が高いです。
それに加えて、長時間歩いたり立ったりした際に、足裏がものすごく疲れたり引きつるような痛みを感じたりしたら、もう確実に偏平足と断言できるでしょう。またボールペン1本分が土踏まずに入るかどうかでも、偏平足をチェックすることができます。
運動不足で舟状骨を支える筋肉が衰えると偏平足に!
偏平足の原因は、内くるぶしの斜め下にある舟状骨(しょうじょうこつ)という骨の落下です。落下してしまう原因は、舟状骨を下部から支えている長母趾屈筋や長趾屈筋の筋力低下と、舟状骨を上部から支えている前脛骨筋と後脛骨筋肉の筋力低下です。
舟状骨を支える4つの筋肉が衰えてしまう理由は、運動不足です。ですから室内でテレビゲームばかりしていて外で遊ばない最近の子供や、交通手段はもっぱら車でほとんど歩く機会がないという大人は、偏平足になるリスクが高いと言えるでしょう。
またX脚やO脚の人も、土踏まずにバランスよく負荷がかからないため偏平足になりやすいと言われています。
つま先の尖った靴を履くと外反母趾を合併する恐れあり
偏平足になると、歩行時や直立時に、自然と土踏まずに重心が置かれるようになります。すると足の親指~親指側のかかとにかけて大きな負荷がかかるため、足の内側が痛くなってしまいます。
さらにこの状態のまま、つま先の尖ったハイヒールやブーツなどを履き続けると、親指の付け根の骨が内側に湾曲してしまいます。つまり私たちのよく知る外反母趾を合併してしまうのです。
外反母趾になると、歩行バランスが崩れたり、歩行時に激しい痛みが生じたりするようになりますから、偏平足の段階で早目に改善すべきです。
タオルトレーニングで筋肉を強化し偏平足を改善しよう
日ごろ運動不足の人やすでに偏平足の人は、すぐに足裏の筋肉を強化するトレーニングを開始しましょう。用意する道具はタオルと水を入れたペットボトルです。やり方は下記を参考にしてください。
- 足の裏を床にぴったりつけられる高さの椅子に座ります。
- 足の前にタオルを広げて置き、その上に水入りのペットボトルを乗せます。
- タオルに足を乗せて踵をつけたまま、すべての足の指を使ってタオルを握ります。(5秒間キープ)
- 踵をつけてタオルを握ったまま、つま先を上に持ち上げます。(5秒間キープ)
- 足指をすべて開いてタオルを落とし、その状態を5秒間キープします。
- 1~5の動作を左足5セット、右足5セット行いましょう。
偏平足を放っておいて外反母趾になったら大変です。痛くて歩くのが困難になります。そうならないように、一日数分のタオルトレーニングで偏平足を改善してください。