私の足よ、どうしてそんなに臭うんだい?
そう自分の足に問いかけたところで、答えが返ってくるわけではありません。だけど、足の臭いに悩まされている方は、そんな風に嘆きたくなることだってありますよね。
「この臭いをどうにかしたい!」とお悩みの方。今回はすぐに使える足の臭い対策から、時間をかけて改善していく方法までをご紹介しちゃいます!
足は汗っかき!
実は人間の足の裏は体のほかの部位よりもずっと汗をかきやすいんです。その理由は、足の裏には通常の部位よりもなんと3~10程もの汗腺が集まっているから!一日で両足合わせて約200cc・・・1カップ分もの汗をかくんです。
どうしてこんなに足が汗をかくようにできているのかというと、それは体温の調整のためだそうです。だけど、この足から分泌される汗、実際のところほとんどが水分であって、臭いはほとんどしないそう。じゃあ、あの臭いってどこからきてるんでしょう?
足の臭いの犯人は・・・雑菌だ!
足の臭いというのは、足にかいた汗が靴の中で蒸れることによって、表皮についた雑菌が大繁殖した結果の腐敗臭が原因です。特にこの足の臭いの原因になる菌は「白癬菌」と呼ばれる菌。
そう、ご存知の方もいるかもしれませんが、この菌は水虫の原因菌でもあります。足の臭いは、水虫のリスクも含んでいると言うことです。放置してはいけません!
足の臭いを消臭したい!対策を教えて!
それでは、ここからはじっくりと足の臭いの対策と予防策を見ていきましょう。緊急的に使えるものから、時間をかけて臭いのケアをしていくものまでをいくつかご用意しました。
時間がない!速攻対策だ!
とはいえ、いきなり時間のかかる対策をするのは時間もないし、大変・・・と思う方もいるでしょう。そんな方には、時間のかからない緊急的な対策をご紹介します。それはずばり、「履いた後のブーツや靴の中に10円玉をいれる」というもの。
10円玉は銅でつくられています。この原料となる銅に殺菌効果があるといわれているのです。臭いの付いてしまっている靴に5~10枚ほど入れておくことによって、靴が殺菌されて臭いが軽減されるとのこと。しかし、10円玉を繰り返し使っていると、緑色に変色してきてしまうので靴に入れた10円玉は毎回、きっちり洗いましょう。
やっぱり、基本は洗う!
しかし、足の臭いを根本的に解決するためには、やはり足洗いを徹底する必要があります。足を洗うポイントにはどんなものがあるのでしょうか?
まず大事なのは、臭いの原因となる雑菌や余分な角質をしっかりと洗い流すことです。さらに、足の汚れを落とすためにはシャワーで流すより、お湯を張った洗面器に足を浸けて汚れを浮き上がらせて、丁寧に洗うほうが効果があります。
さらに、足を洗う際の石鹸にもポイントがあります。それは、保湿成分の入っている石鹸はNGだということ。一見、保湿成分入りといわれると足にも良さそうに感じますが、足は先ほども書いたとおり、身体の中でもっとも汗をかきやすい部位。
汗をかきやすいということは、湿度も高く蒸れやすいというとことです。それが、菌の増殖を招くわけですから、保湿効果のある石鹸で洗って足を蒸れやすくしてしまうことは、足の臭い対策としては逆効果です。殺菌効果のある薬用の石鹸を選ぶようにしましょう。
足を洗う際は、特に指の間と足の爪の両脇も意識してあらいましょう。この部位は、洗いにくいため菌がたまってしまうこともあるからです。また、石鹸はしっかりと手で泡立てから使いましょう。スポンジなどでは洗いムラができてしまうので、手で足のすみずみまでをしっかりと洗うように心がけましょう。
洗ったあとは、乾いたタオルでしっかりと水分をふき取り、足が乾燥してから靴下などを履くようにしましょうね!
もっと効果的な消臭対策は?
丁寧に洗っても足が臭うという人にお勧めなのが、「重曹足湯」です。これは洗面器にお湯を張り、そこに重曹を大匙2~3杯いれてから足湯をするという方法。弱アルカリ性の重曹が、足の臭いの原因菌を中和してくれるため、効果的です。一度で効果が実感できない場合でも、続けることで消臭することができます。
靴の消臭対策も忘れずに!
さらに靴のケアにも注目しましょう。足をきれいにしても、靴が臭いままだと結局は元の木阿弥です。まず、毎日同じ靴を履いている人は要注意。一日履いて、汗と湿気のこもった靴をまた翌日履く・・・これでは、足に臭くなってくださいと頼んでいるようなものです。
最低でも靴は二足用意して、ローテーションを組んで履くようにしましょう。もちろん、履いていないほうの靴は陰干しをするなどして、しっかりと乾かしましょう。